全体的に、身近な被写体を見つけられ撮影されていた事は素晴らしい事だと感じました。
コンテストに出される際には、ご自分が感動した事や魅せられた事がうまく表現されている事が大事です。普段のスナップでも1ショット撮った後に更にアップして撮影する事も良いシャッターチャンスを切撮った作品になります。風景写真では、魅せられてばかりでは作品にはなりません。どこが自分を魅了しているか更には光と影が一番良いところは何処かを見つけ出すことも大切な要素になります。最初の感動から次の感動までの間を大切にしてください。街角スナップでは、いかにも記念写真的な作品がありましたが、もっと絞込みを行えば更にまとまった作品になったでしょう。ワァー綺麗的になった事も残念です。他にピントの捕え方や露出の度合いがズレテイル作品が見受けられたことでしょうか。
撮影は、撮影者の気持ちが表現される結果です。撮影の３要素（ピント・構図・露出）は繰り返しチェックをするように心がけましょう。今後とも、更なる力作を期待します。

コダックフォトクラブアドバイザー　
日本写真作家協会　会員　　坂元　豊

真夏の昼下がり、公園の一角にある水道の蛇口を押さえた少年の表情とその水を受ける少年の笑顔に爽やかさを感じさせる作品です。半逆行の光をうまく捉えた点も露出効果が高い素晴らしいテクニックを感じさせます。今は少なくなった仲間同士での悪戯も何か懐かしさを覚えます。
（坂元　豊）

素晴らしいシャッターチャンスの瞬間を切撮った作品です。朝もやの立ち昇る光景が寒さを一層感じさせる表現です。人物をぼかしたテクニックもハイレベルな実力を感じます。
（坂元　豊）

赤レンガ前の人物の動きをうまく表現した作品です。動と静を感じさせる2人の状況は、 異空間的な空気を感じさせます。縦位置にて切り撮りをしていれば、倉庫の上まで取り込んだガリバーの世界を感じさせる作品になったでしょう。
（坂元　豊）

平素はチャンプをご利用頂き、厚くお礼申し上げます。

毎年恒例のチャンプ　リバーサルフォトコンテストに今年も多数のご応募を頂き誠に有難うございました。改めてお礼申し上げます。この度の審査は,日本写真家協会会員で現在コダックフォトクラブ・アドバイザーとして活躍、写真を親切・丁寧・解り易くをモットーにKodakフォトスクール講師として、東京会場教室の基礎講座を開講中の坂元　豊先生によって12月6日（水）にチャンプ葛が谷店3階の写真教室の部屋で厳正に行われました。

入賞者の皆様には心からおめでとうを申し上げます。

又，惜しくも入賞を逃した方も来年での再度の挑戦をお待ち致しています。入賞者の皆様の表彰式を平成19年1月21日（日）にチャンプ葛が谷店3階写真教室にて朝10：00より坂元先生を迎えて行いますので是非ご出席下さい。

-チャンプ　リバーサルフォトコンテスト2006事務局