革新的な技術による高速・高精度AFと高解像、世界最軽量の機動力を実現

世界最軽量(※1) 2,895g、超望遠400mm、開放F値2.8を実現した単焦点レンズです。Gマスターの高い設計基準に基づいた新規光学設計により、画面中心から周辺部まで高い解像性能を発揮。加えて、レンズ本来の性能を引き出すために、製造工程においては各レンズの諸収差が良好な状態になるよう、レンズ1本毎に徹底した調整を行い、Gマスターならではの高い解像性能と美しいぼけの両立を実現しています。

新開発のXDリニアモーターを搭載

レンズのフォーカス駆動部には、従来のリニアモーターの構造を刷新し、大幅な高推力化を実現した新開発のXD(extreme dynamic) リニアモーターを2基搭載。スポーツ写真・報道の撮影を行うプロフェッショナルが求める高速・高精度かつ静粛な高性能AFを可能としました。動体追従性能も、従来機比(※2)最大約5倍に進化し、動きの速いスポーツや俊敏な野生動物などの 一瞬の動きを超望遠で捉え続けます。

優れた描写性能と大幅な軽量化を実現

高い光学性能を発揮するために効果的に配置した17群23枚(フィルター1枚含む)のレンズ構成には、色収差補正効果が大きく、光学ガラスより比重が小さい蛍石レンズ(※3) 3枚をαレンズとして初採用。鏡筒前方の重量バランスを最適化した新規光学設計と、軽量かつ堅牢性の高いマグネシウム合金製部品を鏡筒本体の外装をはじめ全面的に採用することに より、優れた描写性能と大幅な軽量化を実現しています。また鏡筒前方の軽量化により、カメラ本体と組み合わせた際の重量バランスが最適化され、回転運動に対する抵抗の大きさを表す慣性モーメントも、従来の組み合わせと比較して最大約50％低減(※4)。一脚撮影時および手持ち撮影時のいずれにおいても、俊敏かつ正確なパンニング（横方向の旋回）が可能です。※1：35mmフルサイズセンサー搭載デジタルカメラ用の焦点距離400mmF2.8交換レンズとして。2018年6月28日広報発表時点。ソニー調べ。
※2：「α9」に装着時。「300mm F2.8 G SSM II」（LA-EA3経由）との比較において（ソニー社測定条件）。
※3：赤外領域から紫外領域にわたり高い透過率を有し、色収差の補正と軽量化に大きく貢献する結晶素材を使用したレンズです。
※4：「α9」に縦位置グリップ「VG-C3EM」と本レンズを装着した場合と、「α99 II」に「500mm F4 G SSM」を装着した場合の比較において（ソニー社測定条件）。 慣性モーメントの数値が小さいほど少ない力でカメラを動かせます。